クローズドタイプとセミオープンタイプ
二つのタイプの苔テラリウム
苔むすびでは苔テラリウムを大きく2つのタイプに分けて提案しています。
それぞれで特徴や育て方のコツが全く違うので、このブログでは
「今、どちらタイプの苔テラリウム話をしているか?」を気にしながら読んでいただく必要があります。
①クローズドタイプ(型):蓋の閉まった、密閉容器(で育てるスタイル)
②セミオープンタイプ(型):容器と蓋の間に隙間のある、密閉しない容器(で育てるスタイル)
一応、
③オープン式(型):容器の蓋がない、横に大きな穴がある、など開放度の高い容器(で育てるスタイル)
というものもありますが、こちらまで出てくるとわかりにくくなることもあり、現在は③オープン式については触れないようにしています。
それぞれの特徴を簡単に記します。
より詳しくはこちらの記事を参照ください。
①クローズドタイプ(型)の特徴
植え付けが適当でも育ちやすいため、初めて作ってみる方にお勧めしています。
しっかり作ったものであればクローズド、セミオープンとも育てやすさは大差なしです。
長く楽しむには、苔の種類選びがとても重要になるので、注意しましょう。
メリット
・高湿度で維持されるので、植え付けが適当でも大丈夫。
・葉の先端が傷むようなことが少ない
・水やりがあまりいらない(2〜3週間に一度程度霧吹きで)
デメリット
・多くの苔は徒長したり、新芽が開かないなど、見栄えが悪くなる。(種類選びが重要)
・基本的にヒョロヒョロ延びるため、コロンとした可愛い姿にならない。
・ガラスが曇りやすい
・高温で蒸れやすい
②セミオープンタイプ(型)の特徴
植え付けをある程度しっかりする必要がある場合があるので、作るのは中級者にお勧めしています。
しっかり作ったものであればクローズド、セミオープンとも育てやすさは大差なしです。
使える苔の種類も多いので、より様々な楽しみ方ができると思います。
蓋と容器の間に2〜10mm程度の隙間があります。
メリット
・多くの苔を健全に育てることができる。
・苔がヒョロヒョロ延びにくく、コロンとした可愛い姿にすることもできる。
・ガラスが曇りにくい
・高温でも蒸れにくい
デメリット
・水やりはしっかりめに(1週間に一度程度、水差しで)
・苔をしっかり植え付けるコツが必要な場合がある
・場合により、葉の先端が傷んだりしやすい
二つのタイプの育ち方の違い
最後に、二つのタイプの育ち方がどう違うのか、載せておきます。
※しっかり苔の種類選びをすれば、クローズドタイプでも見苦しくなりにくいので、
苔むすびのクローズドタイプの苔テラリウムについては安心してご購入くださいね。
まずはホソバオキナゴケ
左がセミオープンタイプ、右がクローズドタイプです。
こちらはシノブゴケ 。
左はオープンタイプ(セミオープンタイプと思ってOK)、右はクローズドタイプ
これは思った育ち方と違う!
と思った方は、育て方とタイプをしっかり考えて購入&制作しましょう。
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