置き場所のこと -苔と明るさの話②-
テラリウムは直射日光に注意
さて、①では、明るさは大事だ！という話を書いてきましたが、
（”置き場所のこと -苔と明るさの話①-“ はこちら ）
一つ注意しなければいけないのは、
お日様の光を直に当ててはいけない！
ということです。
テラリウムは、容器の中で育てるスタイルのため、お日様が直に当たると、蒸れ死んでしまうのです。
「
これが絶対です！
※よく勘違いされますが、苔は明るい場所が嫌いだからお日様を当ててはいけないのではなくて、容器の中に熱がこもってサウナ状態になるからお日様を当ててはいけないのです。（密閉の）テラリウムである以上、お日様が大好きな種類の苔や普通の植物であっても、お日様を当ててはいけません。
では具体的にはどんな場所が良いかというと…この辺りでしょう。
・北側窓辺
・南・東・西の窓のわりと近くで、何か遮るもので日差しが直にあたらない場所。
・１日最低半日以上は照明がついている明るい部屋
（北側窓辺に置いたところ）
苔を育てるなら、ライトを使うのが一番！
オフィスは大抵一日中照明がついてるので、実は苔を育てるのに結構良い場所です。
そうではない民家等の場合は、窓の近くか照明がついている場所が基本ということになります。
だけど、どの家でもそんな都合の良い場所があるとは限らないですし、
実際のところ、家の大部分は暗すぎるのが普通です。
「本来置きたい場所におけない」ということにもなると思います。
なので、オススメは、
苔に照明を当ててあげること！
光の質はさしあたりそこまで気にしなくてもOK
植物育成用ライトでなくても十分です。
（後に紹介する育成用ライトに越したことはないですが）
もちろんLEDは良い選択肢です。
うちで使っているのもDIY用の普通のテープLEDです。
とにかく、
安価なデスクライトでもよいので照明を当ててあげるのが最良の方
照明があるだけで、明らかに、苔が元気に育ちます。
暗いとすぐ死ぬ、というものでもないですが、半年後の見栄えが全然違ってきます。
元気に育つというのは、単純に育つだけでなく、菌にもやられにくくなります。
つまり、
枯れにくくなる。トラブルがおきにくくなる。
なので実は、
ライトがあるだけで、苔を育てるハードルがむちゃくちゃ下がります。
もちろん、見栄えもはるかに良くなりますよね。
苔むすびでもライトを扱ってます
普通の安物のライトでもよいですよ、と書きましたが、
一応、苔むすびでも照明を販売しています。
それぞれ、それなりにメリットがあります。
光がよく拡散する、「育つライト」
「育つライト」は、スタンド付きでのタイプです。
屋内の照明と、自然界の光の大きな違いは、
部屋の照明は一点から照らされ、自然界ではほわっと、全体的に光が行き渡る点です。
「育つライト」は、もちろん照明ですが、光をなるべく拡散させる作りになっているため、
自然界に近い、光の当たり方を実現しています。
難しい話は置いておいて、ざっくりいうと、
とにかく光の質がよい！
と思っていただければ。（なんといい加減）
こんな感じで使います。
写真をクリックすると、販売ページに移動します。
周辺がすっきりする、「ちょい乗せライト」
「ちょい乗せライト」は、その名の通り、容器に直接、ちょいと乗せるタイプのライトです。
上が平面のガラス容器に使えます。
写真をクリックすると、販売ページに移動します。
容器の上に載せることができ、スタンド等、邪魔になるものもないため、
すっきりとテラリウム（周辺）を見せることができます。
最初の一つはアダプター等がセットになったものを購入する必要がありますが、
ライトを追加で3つ増設できるので、
数が増えるとコストパフォーマンスがよくなりますよ。
ちなみに、容器に載せると、明くなりすぎる場合があるので、
明るさを調節する調光スイッチも販売しています。
これについては別の記事で詳しく説明します。
まとめると
長くなりましたが、ポイントはこんな感じです。
・部屋で苔を育てるなら、明るさは必ず気にしましょう（最低読書ができる程度）！
・部屋は、たいてい日陰よりもかなり暗いので、健全に育てるための場所選びは大事です！
・明るい場所が良いといっても、お日様は絶対直に当ててはいけません！
・端的に言うと、ライトを使うのが確実だし、簡単です！
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