オオシラガゴケ
オオシラガゴケについて
学名:Leucobryum scabrum
分布:本州〜琉球、中国、アジアの熱帯(平凡社 日本の野生植物より)
ホソバオキナゴケ等と同じシラガゴケ属の苔で、白味を帯びています。
特に乾くと真っ白に近い色合いになることがあります。
テラリウムとの相性が非常によい苔で、他の苔のグリーンの中に、
オオシラガゴケの独特の青白さが混ざることで、植栽に変化がつきます。
オオシラガゴケの育て方
庭園で使用されることもあり、庭園の色の変化をつけたい時に使用されることもありますが、
そもそも出回ることも少ないため、滅多に使われることもありません。
高い湿度が好きな苔のため、テラリウムで育てるのがおすすめです。
テラリウムでのオオシラガゴケの育て方
育ちはゆっくりですが、着実に伸びていきます。
ある程度伸びると水分が先まで届きにくくなるためか、元気をなくすことがあるので、
ある程度育ったら切り戻し(茎の途中で切って土に植えなおす)を行うと良いでしょう。
高湿度を好むので、水切れは極力させない方がよいと思います。
オオシラガゴケの植え付け
茎葉が太く、土に無理やり押し込もうとしても跳ね返されやすいので、
少量ずつ細いピンセットでとり、しっかり土を掘りながらコケを植え込むと安定します。
テラリウムにオオシラガゴケを植え付ける様子を動画で解説します。
オオシラガゴケの生態
マット状に生えることもありますが、単独で生えて、長く(10cmを超えることも)垂れ下がるように生えることもあります。
空中の水分環境によって姿が大きく変わるのかもしれません。
乾くとカサカサカリカリの状態になり造花のような感触になることもあります。
長く伸びたオオシラガゴケ
オオシラガゴケFAQ
Q: 真っ白なのですが大丈夫でしょうか?
基本的に白っぽい苔ではありますが、本当に真っ白の場合は枯れている場合もあります。
水分を多めにあげるとやや緑色が強くなる傾向があるようなので、試してみてください。
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