タチゴケ
タチゴケの特徴
タチゴケはスギゴケの仲間ですが、スギゴケに比べると透明感もあり、
また育てやすい苔でもあります。
都市部の公園などでも、よく見かける苔です。
タチゴケの植え付け
タチゴケは土に仮根をしっかり張り、土から芽を出します。
入手できるタチゴケもほぼすべて土が付いてくるはずです。
テラリウムに植える際は必ずこの土を取り除いて植え付けます。
土が残っているの、カビの原因になるので注意しましょう。
土を洗い流す、というのはあまり現実的ではないので、
土から出ているタチゴケを土の際から丁寧に切り出し、
これをピンセットで植え付けます。
まとめてガバッと刈り取るのは難しいことが多いので、
ちょっとずつちまちまと切り出し、
ちまちまと植え付けていくことになります。
タチゴケの育て方
スギゴケの仲間に共通する特徴ですが、仮根を土にしっかり張り、
そのところどころからぽこぽこと新芽を出していきます。
透明感がある点はコツボゴケやツルチョウチンゴケと似ていますが、
コツボゴケやツルチョウチンゴケは這うタイプの苔のため、
はびこりやすい傾向にありますが、
タチゴケはそういったことがないので、
メンテナンスの点でも使いやすいと言えるでしょう。
伸びすぎた場合は、地際から切り取り、挿し直してあげると
背丈を戻ることができます。
タチゴケFAQ
Q:茶色くなってきました
タチゴケは古くなってくると茶色く老化していきます。
新しい新芽は古い苔と同じ場所でなく、少し離れた場所に生えることが多いので、
茶色い部分を置いておいても、更新されないことが多いようです。
茶色くなった苔は刈り込み、新芽が出てくるのを促しましょう。
あるいは、別のところから生えてきた新芽を移植すれば
すぐに景色を回復することができます。