土のついた苔の植え付け方①
苔には土がついていることが多い
苔をゲットして、さあテラリウムを作るぞ!
と意気込んだところで、多くの人がぶち当たる壁があります。
この苔(今回の例はタチゴケ )を、どうやって植えたらいいの??
苔って土に貼るの植えるの?植えるって、でもこんなカタマリ、植えられないよ、、
土もいっぱいついてるし。。
普通の植物と勝手が違うので、どうしたらいいんだー!って、まずなりますよね。
貼るって言っても、、水槽みたいな大きな容器ならわかるけど、小さい容器に貼るって、え、こんな感じ?いやカッコよくないな。。
「たまたま」薄い土のついていない苔が手に入れば、貼るというのもありです。
ですが、そんな苔が手に入るとはかぎりません。
這うタイプの苔や、ホソバオキナゴケなどは、貼れることも多いです。ですが、今回のタチゴケ もそうですが、多くの苔は貼るというのはあまり現実的ではないかなと思います。
一番問題なのが、貼ろうとすると、土がついてきてしまう、という点です。
土がついてくると、カビが出て苔が枯れるリスクがぐっと上がります(カビは苔を枯らします)。本当に、外の土入れるとカビやすくなりますよ。テラリウム作っていると土恐怖症になってきます。
ですので、土は極力取り除いた方がよい、これは間違い無いです。
土を取り除くとバラバラになることも
ではと、下の土を切り落として、薄くすればいいんだ!そしたら土も取れるし、薄くなって貼れるし、一石二鳥ではないか!?
ということで、やってみましょう。
ハサミで薄くしようと試みています。
薄くなりました、土も取れました!やった!
しかし、、
バラバラになってしまいましたね。それはそうですよね。苔同士が直接つながっているわけではありませんから。
これでは貼ったりできません。これは困った。
ではどうすればよいのか?
で、どうしているかというのを書いていきます。
結論から言うと、先の土を落とすプロセスはまあ半分正解です。バラバラになってしまいましたが、それで良いのです。
バラバラになってしまった苔たちを、挿して、植えていきます。
バラして、いちいちチマチマ挿すのです。めんどくさそうですよね?
でもこれはこれで楽しいんです!
私はよく、「苔づくりは手芸だ」と言っています。
手芸のような地道な作業ができると、表現の幅がグッと広がるのです。
次回の記事では実際にこのタチゴケ を挿していきます。
もちろん貼れる苔もあります
ちなみに、
ホソバオキナゴケなどの苔は、ギュッと自分たちで密にくっつきあっているので、薄くすることもできます。
這うタイプの苔も、お互いが絡まり合っているので、同様に薄くできます。
そういった苔はもちろん、貼ることもできますよ。
土のついた苔の植え付け方② に続く
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